山下電子(蘇州)の技術紹介 ~ホットスタンプ②~

今回はホットスタンプ不良の対策について紹介します。
Ⅰ リング形状の製品は難易度が高い?
リング形状の製品の、内側面・外側面Rエンドまでホットスタンプが必要な製品はとても難易度が高い。 右図のように加圧すると、箔が外側へ引っ張られてしまう為、 内側面Rには箔が付きづらい・・・ 版の形状をどのようにするかが重要なポイントになります! |
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弊社では、右写真のような製品にも対応可能です。 |
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この製品の難しい部分は、 |
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Ⅱ 環境(ホコリ)対策
ホットスタンプの不良で多いのは、ホコリの巻き込みによる異物不良になります。 弊社では、下記対策をとり異物不良を最小限に抑えております。 |
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簡易クリーンブースを設置。
ブース内には防塵服を着て入室し、出来るだけホコリが出ないよう対策。

簡易クリーンブース内に加湿器を設置。ホコリが舞わないように対策。

ホットスタンプ前に製品にローラを掛けて付着しているホコリを除去。製品に粘着物が着かない強度の弱い物を使用。
Ⅲ 受治具対策
弊社ではVR5000の測定機を使用し、製品形状をスキャンして製品のソリ具合や歪みなどを確認しております。そうすることにより、ベストフィットする受治具の作成が可能。
ホットスタンプでお困りの方、ホットスタンプの採用をご検討している方など、「お問い合わせフォーム」よりお気軽にご相談下さい。