ヒート&クール技術「Y-HeaT」Q&A集(1)

弊社の特許技術「Y-HeaT」はシンプル・低コスト・汎用性・操作性をキーワードに、ものづくり現場を重視したウエルドレス成形技術です。今回は展示会等でよく質問される内容やよくある疑問に対してお応えします。
ダウンロード資料ページには「Y-HeaTのカタログ」や「コントローラの紹介・仕様」がございますので併せてご覧ください。
ヒータを金型に入れると、物理的に型強度が落ちると思うが?
Y-HeaTは、型強度を落とさずにヒータが設置できる特許金型構造になっています。
制御温度の上限は?
300℃以上にすることも可能ですが、実用域としては250℃程度で十分とお考え下さい。
弊社の実施例としては、PES、PEIで240℃の生産実績があります。
ヒータ径が細いため劣化が早く、切れる心配はないか?
専用のヒーターコントローラーが適切な電流制御を行うため、人為的なミスを除けばその心配はありません。
弊社では、15万ショット成形した実績があります。
成形サイクルが長くなる?
Y-HeaTは、型開開始から型締終了までの成形サイクルの休止時間中に加熱して昇温します。(約10秒程度)
また、冷却はヒータ付近に専用冷却回路を設けますので、通常成形と比較してそれほど大きな差はありません。
冷熱を繰り返すと金型が脆くなるのでは?
Y-HeaTは、金型表面と非常に近い位置にヒータを入れるため、加熱による熱膨張や熱収縮は、一部の範囲でしか起こりません。このためキャビティやモールドベースへの影響がほとんど無く、破損することはありません。
スペアヒータの必要性は?
交換を初めから考慮する必要はありません。ただし、ヒータは消耗品なので、いずれは寿命が来ます。
このため量産時の断線に対する保険として考えるならばヒータ1セットを用意しておけば安心です。
ご質問や、Y-HeaTについて詳しく知りたい方はお問合せフォームよりお気軽にご質問ください。
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