二色成形:広がる用途と製品の可能性
2 色成形は、異なる樹脂材料や色の組み合わせを一体成形する技術です。この技術の最大の強みは、単一素材では実現できない多機能性やデザイン性を、高い生産性で両立できる点にあります。特に「用途」という観点で見ると、その応用範囲は多岐にわたり、日々新たな製品が生み出されています。
二色成形の実用例
家電製品 |
- リモコン、キーボード、ボタン
文字や記号を剥がれにくくしたり、異なる素材を組み合わせて操作感を向上させたりするのに役立ちます。
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日用品 |
- キーホルダー、携帯用非常ボタン、ウェアラブルバンド
耐久性、デザイン性、機能性(例:滑り止めなど)を高めるために使用されます。
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医療機器 |
- シーリング、衝撃吸収、振動減衰機能を持つ部品
異なる硬度の素材を組み合わせることで、密閉性、保護性、静音性といった高い機能が求められる部品に活用されます。
- 手術器具
握りやすさや滑りにくさなど、操作性を向上させるために用いられることがあります。
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その他 |
- 操作パネル、照光操作ボタン
バックライトの透過性を確保しつつ、文字や記号をはっきりと表示させるために使われます。
- 透明材厚肉ケース
透明度と耐久性を両立させたデザイン性の高い製品に応用されます。
- 玩具、スポーツ用品
耐久性や安全性、デザイン性を向上させるために二色成形が用いられます。
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二色成形は、異なる素材や色を一体で成形することで製品の付加価値を高める技術として、今後も様々な分野での応用が期待されます。
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