2色成形の材料について

2色成形材料について
2色成形は異なる2種類の材料を組み合わせて一体成形する技術のため、材料同士の密着性や相性が非常に重要になります。
1.同種異色材の組み合わせ
最も一般的な組み合わせです。同じ種類の樹脂で色が異なるものを使用します。密着性が良好で、デザイン性を高める目的でよく用いられます。
2.異種材の組み合わせ
異なる種類の樹脂を組み合わせることで、それぞれの材料の特性を活かした製品を作ることができます。
(例) 硬質プラスチック × 軟質エラストマー(TPEなど)
硬質プラスチック × 硬質プラスチック
軟質エラストマー × 軟質エラストマー
材料選定における重要なポイント
2色成形では、製品の特性や用途に合わせてこれらの材料特性を考慮し、最適な組み合わせを選択することが重要です。
1.密着性(融着性)
2色成形では、2種類の材料が成形工程で融着(化学的または物理的結合)する必要があります。
材料同士の相性が悪いと、剥離などの不具合が発生するリスクがあるため、材料選定が非常に重要です。
2.溶融温度
2種類の材料の溶融温度に大きな差がある場合、溶融温度の低いものを2次材料にするなどの工夫が必要です。
3.収縮率
材料の収縮率の違いが大きいと、反りや変形が生じやすくなります。
4.機能性・デザイン性
どのような機能やデザインを製品に持たせたいかによって、最適な材料の組み合わせが異なります。

参照:ダウンロード資料「2色成形の材料組み合わせ」より
異種材料の剥離対策例
参照:ダウンロード資料「2色成形樹脂剥離対策例(形状)」より
山下電気㈱が選ばれる理由
- 2色成形よるコスト削減のため、最適な提案をします!
- 2色成形が持つ機能性/デザイン性を最大限に引き出せます!
- 2色成形よるカーボンニュートラル含めた環境への推進が可能です!
2色成形は、異なる素材や色を一体で成形することで製品の付加価値を高める技術として、今後も様々な分野での応用が期待されます。お困りごと、ご質問がありましたら「お問い合わせフォーム」よりお気軽にご相談下さい。