2色照光式ボタン事例

■ 照光式ボタンとは
一般的に一次側モ-ルドを透明、もしくは乳白色等で成形して、その上にABS等の色付き樹脂を成形して、文字、またはマ-クを光らせるボタンのことをいいます。
車内で使用される特性上、昼間は文字が白く見えて、夜間は文字が照明色で良く光るのが特徴で
昼間はボタンの中から光を入れず、周囲の光を反射させて文字部の白さをだし、
夜はボタンの中から光を通して文字部を光らせる、という使い方をします。
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■ 島文字(8,P,Dなど)の流し方
1.切欠き文字 この方法は、島文字を流すのに一番簡単な方法です。 |
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2.立てスライド方式この方法は、文字を切らずに島文字の下からブリッジを入れて |
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3.プラネット方式この方式は、立てスライド方式ではどうしてもブリッジがあり、光の陰りが出てしまうのを解決した方法です。 (ブリッジを金型内で取ってしまう方法) |
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■ 立てスライド方式
一次側を成形する時に文字駒部を立てスライドピンで押し切っておき、 2次モ-ルド用の穴を作成、金型が2次側に回転して、 スライドピンが1mm(0.5)後退し、空間を作成し2次モ-ルド充填時に空間を樹脂が流れ文字島部が完成。 立てスライドのチップは、2次加工等で削除します。 |
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■ プラネット方式
二次側充填後、モ-ルドを突出す時と同時にチップ(ブリッジ)部を切り離す事で 金型から出てきたモ-ルド品にはチップが有りません。 後は製品のゲ-ト部を処理するだけで透光性、視認性に優れた製品となります。 |
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