プラスチック成形材料の選択手順
プラスチック成形材料の選択手順
プラスチック材料の選択には、下記のことを確認してユーザーとともに決定しましょう。(1)使用条件の把握
はじめに使用条件をできるだけ詳しく確認しましょう。使用環境 | 屋外(日光、雨、雪、ほこりなど)、光(紫外線、放射線)、ガス(腐食ガス、水蒸気、高温蒸気など)、液体(水、洗剤、油、薬品など)、接触(可塑剤、銅など)、常用荷重、最大荷重 |
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使用温度 | 常用温度、最高および最低温度、温寒繰り返し |
(2)必要特性のリストアップ
使用条件にもとづいて必要特性を確認しましょう。機械的強度 | 剛性、引張強度、耐衝撃性、耐摩耗性など |
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熱的強度 | 熱変形温度、ボールプレッシャー温度など |
化学的強度 | 耐溶剤性、耐酸性、耐アルカリ性、耐油性など |
電気的強度 | 耐電圧、耐アーク抵抗、誘電率、体積固有抵抗など |
耐劣化強度 | 耐候性、耐腐食性、銅害など |
寸法精度 | 加工精度、熱膨張、成形収縮率、吸水による変化など |
外観 | 透明度、光沢度、色彩、肉ヒケなど |
規制 | 難燃性、毒性など |
加工 | 成形加工性、二次加工性(塗装、めっき、印刷、レーザーなど)、材料入手性など |
価格 | 材料価格 |
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