TOP > プラスチックの基礎 > 射出成形用プラスチック材料(3)

インフォメーション

射出成形用プラスチック材料(3)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
射出成形用プラスチック材料(3)

(5)プラスチックの分類

 プラスチックの分類には、いろいろな形がありますが、一般には、その分子の構造と加工特性にもとづいて熱可塑性樹脂熱硬化性樹脂に分けらます。熱可塑性樹脂は、加熱すると軟化溶融し、圧力によって任意に変形することができ、適当な溶剤を選べば、これを溶解するものが多い樹脂です。非常に種類が多く汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチック(汎用エンプラ、スーパーエンプラ)に分けられます。熱硬化性樹脂は、成形後に網状高分子となるため加熱しても軟化せず、溶剤によっても溶けることはありません。

(6)プラスチックの特徴

プラスチックは、分類表のように非常に多くの種類があり、個々の長所、欠点は異なります。おおまかにまとめると
長所

1.コストダウン ⇒ 形を簡単に作ることができます。また材料が比較的安価です。

2.軽量化 ⇒ 比重が1前後(0.9~2.0)と軽いです

3.腐食や錆がない ⇒ 製品に防錆処理の必要がありません。

4.理想の意匠が可能 ⇒ 透明品もあり、着色が自由で色彩が美しく造形性が良好です。

5.断熱性 ⇒ 熱伝導しにくいから保温、保冷ができます。

6.電気絶縁性 ⇒ 感電やショートのおそれがなく安全です。

欠点

1.耐熱性が低い ⇒ 高温に耐えられません。100℃を超えて使用できるものは少ないです。

2.精度が不十分 ⇒ 熱膨張係数が大きく、湿度や成形収縮によって寸法が変化します。

3.可燃性 ⇒ 燃えやすいものが多いです。

4.強度が不十分 ⇒ 剛性不足によるトラブルが多いです。

5.耐溶剤性・耐油性が低い ⇒ 溶けたり膨潤したりクラックが入るものがあります。

6.劣化がある ⇒ 紫外線、熱、水蒸気、薬品などで劣化します。

7.静電気を帯び易い ⇒ ゴミが付着します。ICチップの破損を起こすことがあります。

 
 
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加