異物混入 成形不良用語集(7)
異物混入(外観不良)
成形品にゴミや他材料等が混入し、外観不良となる現象。
原因1 成形材料が汚染されている場合
- 主な原因として、ペレット予備乾燥中の混入が考えられる。特に乾燥機のトレー出し入れの際に他材料、ごみが混入することがある。乾燥機、乾燥機周辺およびトレーの清掃を行うことも重要だが、乾燥前後のペレットの取扱いにも十分注意する必要がある。
原因2 成形機内で混入する場合
- ホッパ、シリンダ内にて混入される場合は、清掃を完全に行わなければならない。シリンダ内壁やスクリュー表面等の剥離による場合は、黒条となってあらわれるので、直ちに分解して磨くか、硬質クロームメッキなどの処理を行う。
原因3 成形工場が清潔ではない場合
- 工場に浮遊している粉じんが金型開閉動作中に入り込んで起きる。クリーンルームでの成形も挙げられるが、第一に成形工場を清潔に保つことが重要である。
山梨工場の対策例
弊社の山梨工場の異物対策の一例を紹介します。 ●材料専用容器の使用、材料用フタの使用 ●成形エリアの陽圧コントロール ●シリンダ洗浄の標準化と掲示 ●シリンダ洗浄用剤の洗浄効果を随時検証 |
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